はじめに
お正月休みの最終日、今日は手元にあった紙面の書籍を電子化してみたので、その一部始終を公開しようと思います。電子化にあたっては、紙の書籍を裁断する工程と、裁断した書籍をスキャナーに取り込む2工程に分かれています。今回は前半の裁断工程をまとめた記事となっています。
そもそも、なぜ紙面の書籍を電子化するのか?そのメリットは次の3点にあると思われます。
- 紙の書籍の保管場所を削減する
- 使用するスキャナーやソフトによっては、作成したPDFを検索可能にできる
- 外出時に持ち出しやすく、満員電車などの外出先でも手軽に読書を行いやすい
2番目の検索可能なPDFにするというのは、意外と知らない人もいると思うのですが、最近はできてしまうんです。次回の工程で出てくるスキャナー(ScanSnap)を利用するか、市販のPDFソフト(読取革命など)を使うと検索可能な状態に変換できます。
本を分割する
今回使う機材は、冒頭の写真にある、普通のカッターとディスクカッター(DC-230N)です。
ディスクカッターで本の接着部分を裁断していくわけなのですが、このカッターは最大40枚までなので、まずは普通のカッターで裁断可能な枚数に分けていきます。
写真は少し保険をかけて、40枚より少なめに本を分割したものです。YouTubeを見ていると色々なカッターの入れ方があるみたいだったのですが、私の場合は本を開いて、真ん中からカッターを入れて分割しました。一太刀で分離させるのではなく、軽い力で何回かカッターを横断させると、きれいに切れる気がしました。なお、カッターはセリアで買ってきたセラミック刃の商品でかっこいいです。
本を裁断する
さて、いよいよ分割した本を裁断していくわけです。ここで使うのがディスクカッターです。下の写真のように、本体で裁断したい紙を固定して、右側にあるディスク型のカッターを何度か往復させて切断します。
基本的には難なく裁断できます。電子化の一番の難所は、最初の普通のカッターで本を分割するところだと思います。
裁断機( DC-230N )の感想
今回使った裁断機はディスクカッターと呼ばれる種類の裁断機で、他の大型機と比べると1回に裁断できる枚数が少ないことが欠点になります。DC-230Nは1度に裁断できる枚数の上限が40枚だったため、最初に普通のカッターで本を分割する工程がありました。
一方で、ディスクカッターは刃の全体が裁断機の内部に隠れているため、安全性が高い点がメリットとなります。刃も小さいので、摩耗した際の交換も安全に行うことができる他、使用済みの刃のごみ捨ても比較的楽になります。毎日大量の紙を裁断するようでなければ、十分実用的な器具だと感じています。
また、保管についても、面積は大きいですが、薄いために棚と壁の間などに収納することが可能で、意外と邪魔になりません。
たまに書面の裁断需要が来るというご家庭であれば、一度購入を検討してみてもいいかもしれませんね。
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